L4 ホテルパソコンソフト開発と嘱託(渋谷)
平成三年に日航関連会社㈱インターナシヨナルフーヅの専務取締役本間昭治氏より、アリマックスホテル渋谷の設立準備室長となった関氏を紹介されたことがあった。私が福岡から東京へ転勤、貨物の英文パンフレドの作成で有楽町のパンアメリカン航空会社を訪問した時、本間氏に会ったのが昭和三十六年であった。その後日本航空㈱へ転職された。EX社への紹介もこの本間氏であった。本社管理部の航空貨物部門主任教官、貨物開発課長であったので、航空貨物の研究で知り合いとなった。
アリマックスホテルは福岡市天神町にアリマックスホテル福岡を開設し、また札幌市にアリマックスホテル札幌を建設中であった。福岡のアリマックス・ホテルにコンピユータを納入した業者が札幌にも納入する予定で関係者のミーチングが行われた。このとき私も呼ばれた。
札幌の総支配人として就職された人は東急ホテルに勤務されたことがあり、シチィホテルのフロント会計のポイントを理解されていた。福岡に納品されたシステムは日本式旅館型の会計方式であった。札幌のホテルがオープンするまで数か月の期間しかないので、私は時間的な制約があるため、札幌のホテルのシステムを開発する考えはなかった。ホテル側はホテルのコンピユータシステムも建設会社に依頼しているケースが多い。
二十室程度のホテルでレストランやバーにPOSシステムを導入すると、コンピュータシステムが割高となる。
小規模ホテルでは使用頻度が少ない、その上、コンピユータ教育が必要なシステムは避けることが肝要と考えら
れた。ホテル側は経済性を考えてパソコンを使用しての導入を検討された。
四年八月よりアリマックスホテル渋谷のコンピユータシステムの開発を担当するようになった。ホテルは渋谷のNHKの近所に設立される二十三室のホテルであったが、システムの開発では約五百二十万円のソフト開発の契約を行った。これは担当者への教育を含む嘱託契約であった。
開発ソフトはフロント会計、顧客管理及びホテル部門別会計経理システムであった。電子交換機の接続では富士通の交換機で特約店としては、成田レストハウスで共同作業を行った大崎コンピユータ㈱を推薦し、これが承認された。札幌でのIBM機種と富士通機種との経験を今回活かした。富士通の電子交換機との接続は今回が三回目であった。電子交換機は日立や沖電気などのメーカーがあるが、ソフト開発者が推薦するメーカーでないとフロント会計システムの開発は引受けられない。
五年十月にホテルはオープンした。システムは順調に作動したので、保守のためホテルから呼び出されることは非常に稀であった。
ホテルは自宅からバスで十五分の距離で、歩いて四十分の距離にあった。沖縄、札幌と比較してきわめて近距離にあるホテルであった。平成九年三月まで機械とソフトの保守を行った。

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