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2007年12月15日 (土)

XX3 還暦よりのチャレンジ 03 ホテル専門学校へ

 六十三年一月末、国際観光専門学校東京校国際ホテル学科講師志賀景昭氏より、学校に東芝パソコンが二十一台設置されるので、フロントシステムを開発して欲しいとの連絡を受けた。志賀講師は二年前まではEX社の顧問であり、私が開発したシステムの内容を点検し、販売の説明文をワープロで書く業務に従事されていたため、私が開発するホテルフロントプログラムの内容は熟知されていた。
 私が開発したホテルフロント会計システムは米国式の会計経理であるため、国際的に汎用性があると判断された。志賀講師より見積書には志賀講師が内容についてすでに点検済であること付記するように助言された。国際観光専門学校には留学生が多く、またホテル業界用語に慣れさせるためにプログラムを日本語と英語との二種類とすることを学校へ提案した。
  コンピユータ処理の対象となるホテルのモデルは客室規模を二百室とし、レストランおよび宴会施設を七ヶ所とした都市型ホテルとした。また電話料金自動登算の仕組をプログラムの中に折リ込み、使用中の客室から外部へ電話をかけたと同じような現象をコンピユータに乱数を発生させて再現させる計画とした。
  参考資料としてIBM機種で開発したフロント会計システムは日本語と英語の二種類の説明書を添付した。一年前に英文の説明書を作成していたので好都合であった。見積書を学校に提出し、承認を得てから開発に着手するのでは、四月十三日よりの授業に間に合わないため、学校事務局を信用しての見切り発車である。プログラムを開発する私が國際ホテル学科コンピユータの非常勤講師をも兼ねることを希望された。
  学校事務局へ見積書を提出した後、校長室に挨拶に行った。校長は鷹司信兼氏で元日本航空㈱本社広報室次長であった。授業としては航空輸送概論を担当されていた。校長は私の経歴書を見るや、今年、阪急の混載部門であったJFCより卒業生を採用していただき有難うとお礼を言われた。学校として卒業生を採用した会社のOBであったことはプラスであった。私が観光、航空貨物、ホテルを経験していることは、専門学校の全学科を網羅しており航空機乗員養成所で航空機整備まで経験していることを大変評価された。学校で使用するプログラムは、日本航空関連会社成田エアポートレストハウス(客室規模二百十室)で使用されたものをモデルとしており、国際観光専門学校の教育科目で語学はきわめて重要であり、コンピユータのプログラムでは日本語と英語との二ヶ国語を対応させるというアイデアは、私が講師を依頼された場合は、講義に有効であると思った。東芝のパソコンで開発する前に日本IBMのパソコンでプログラムの作成を行ったが、運よくIBM機種で開発したBASICプログラムが東芝機種に移行できた。

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